由布川峡谷 2008.7.27 (2) チョックストーン

光芒を撮り終えると、上流にあるチョックストーンを目指します。

チョックストーン ( chock stone ) とは、 岩の割れ目に挟まった石のことです。
ここ由布川峡谷においては、上流の最終到達地点と位置づけられています。

すぐに右岸のスプレー状の滝に出合います。ここは下をくぐります。それを上流から振り返って撮影したのが、下の写真です。


1.

上流に目を向けると....

ここから川幅は狭くなり薄暗く、谷底には深い淵が続いています。


2. 深い淵の手前

事前にネットで調査すると、"荷物をビニール袋に包んで、泳いで渡った" という記述もありました ^^;

一人なら尻込みしてしまうかも。

しかし、先行した宮崎のカメラマンの姿がないということは、彼はここをクリアしたということです。

私も意を決して、淵の中を進みます。

三脚を杖代わりに、淵の深さを計りながら、恐る恐る前進していきます。


3. 淵を渡り終えて、振り返ると

腰まで淵に浸かりながら，何とかクリア！　パンツを濡らすのは想定内です ^^)b

（注）この日は、たまたま水位が低かっただけで、雨の後には水量が増している可能性があります。

前方に目をやると、挟まった石があります。どうやら目標地点に辿り着いたようです。


4. チョックストーン

宮崎のカメラマンの撮影が終わった頃、流木を越えて前に出ようとしたところで、ハプニング発生！

何かの拍子に左足のサンダルを脱げてしまい、勢いのある水流に飲込まれ、谷の藻くずと消えてしまいました（汗）

気を取り直して、撮影を再開...


5.

さらに、ハプニング発生！

レンズに付着した水滴を吹き飛ばそうとした時、ブロアーが手から離れて流れに落ちてしまいました。慌てて回収できたものの、水を吸い込んでしまって霧吹きになってしました（汗）


6.

もう、すっかり戦意喪失

チョックストーンの先を見てみよう、なんて気は起きませんでした。

宮崎の方はもう引き上げられるというので、私もノンビリと、片足裸足のまま退却することにしました。


7. 　もう、かえる（トリミング）

かえる頃には太陽の位置も高く、光芒は跡形も無くなっていました。

入渓した椿入口まで戻ると、水遊びをする人たちがいて、安堵感を覚えつつ、片足裸足なので恥ずかしさを感じたのでした。

完。

タグ：由布川峡谷

コメント 21

綺麗ですね♪　幻想的で見入ってます＾＾
by yooko (2008-07-28 21:10) 

ご苦労様でした。
前回のインパクトも凄かったですが、今回の作品もいいですね。
光と影の調和とでもいいましょうか。
最近読んだカメラ雑誌の記事に『撮影時の苦労と作品の出来は比例しない』といった意味の文が掲載されていましたが、今回の撮影は苦労の甲斐があったと思いますよ。
お見事でした。
by nabepen! (2008-07-28 21:30) 

今晩は。これがチェックストーンなんですね。
最後は、ちょっとオチがあって思わずニヤけてしまましたが・・
by ヒラトモ (2008-07-28 21:52) 

片足脱げたサンダル・・・ｱﾊﾊ・・・ﾊｽﾞｶｼｶｯﾀﾈ
私もここに行ったとき先を見てみたいって思った、水流って速そうに見えなかった
けど侮れませんね。

by ゆう (2008-07-29 06:35) 

yooko さん、こんにちは

撮影してるときは、幻想的な気分に浸るよりも、

探検気分でワクワクドキドキって感じでした ^^
by ふかぴょん (2008-07-29 12:15) 

nabepen! さん、こんにちは

どちらくというと、苦労したというよりは、沢歩きを楽しんでましたよ ^^
今回は幸運にも恵まれて（サンダル失くしたけど...）、
素晴しい光景を目の当たりでき、最高の気分でした！
by ふかぴょん (2008-07-29 12:32) 

ヒラトモさん、

自分なら、どう撮るかな～、なんて考えているでしょ

楽しみにしてますよ！
by ふかぴょん (2008-07-29 12:33) 

ゆうさん、

これより先に進むと、

岩が転がり落ちてきたり、蛇が降ってきたりしそうで、怖いです。

て、インディ・ジョーンズかい！
by ふかぴょん (2008-07-29 12:39) 

なるほど～～～、挟まっていますね。
自然のなす技ですね。
なかなか近づけない秘境です。

ふかぴょん様もカメラ様もご無事の生還・・・なによりです。
サンダルのご冥福をお祈りします。身代わりサンダルだったのかもしれません。

by こぎん (2008-07-29 13:01) 

こぎんさん、こんにちは

チョックストーン手前の淵ですが、
水に浸かるのを厭わなければ、ぬるくなった秘境露天風呂や洞窟温泉みたいなもんです ^^

来月にでも、人質（サンダル）奪回作戦をしないと行けないですね〜
by ふかぴょん (2008-07-29 18:13) 

庄内・狭間は通るけれど・・由布川峡谷の看板は見るけれど・・ふかぴょんさんのおかげで、素晴らしい景色堪能いたしました。テレビでも出るけれど、これほどとは思っていませんでした。
by gonntan (2008-07-29 21:21) 

gonntanさん、こんにちは

これから一年を通じて、由布川峡谷を撮影してみるつもりです。

菊池渓谷と比べて、ガス代が１／３で済むのも嬉しい ^^
by ふかぴょん (2008-07-29 23:14) 

ふかぴょんさん、なんかこぅ、写真がパワーアップしてますね。
（エラそうに言ってすいません）
ほぉぉぉーーーー、という言葉しか出てきませんです。
by まさやん (2008-07-29 23:22) 

まさやんさん、こんにちは

わたしの場合、撮影場所に恵まれてるだけですよ。
今回は、カメラ(E-3)のタフさにも助けられましたね ^^
by ふかぴょん (2008-07-30 06:08) 

かえるが、かわいい＼(^-^)／
　もちろん、その他の写真も綺麗です。
by an-kazu (2008-07-30 06:49) 

an-kazu さん、こんにちは

蛇の巣窟だと聞いていたので内心ビビってましたが、
実際にであったのはカエルやトカゲだけで、ホッとしました ^^
by ふかぴょん (2008-07-30 07:09) 

カエル！！いいですね～！
涼しげで、大好きです！
by a-takaki (2008-08-01 08:27) 

光が降ってきている。カエルはアマガエルじゃないようだし。
by 春分 (2008-08-02 12:30) 

a-takaiさん、

ゴム製のオモチャみたいな、かわいいカエルでしたよ ^^
by ふかぴょん (2008-08-02 20:29) 

春分さん、こんにちは

目の後ろが黒くないのは、

シュレーゲルアオガエル、だそうです。
by ふかぴょん (2008-08-02 20:35) 

すごいとこですね～～～～！！
倒れてきそうで恐いｗ
いくのも大変そうですｗ
by kiyo3292 (2008-08-12 10:17)